リフォームを失敗した方へ
リフォーム失敗への修繕対応
2020年に知り合いのA不動産会社から連絡がきました。
『リフォームでトラブルになっている方がいるので、相談に乗ってほしい。』との事。
近年、定額制リフォームだとか、中古住宅(マンション)のリノベーションなどのトラブルの話はニュースで聞いていましたが、
そのトラブルに巻き込まれた方と会うのは初めてでした。
相談内容は次の通りで、その不良施工の改修が出来ないか?という相談だった。

神奈川県横浜市のBさんはA不動産会社から中古物件を購入し。
自分のこだわりが実現出来そうなリフォーム会社を見付けて契約、
工事は順調にすすみイメージ通りに工事が行われたと思ったが、
2カ月もしないうち床面にひび割れが発生した。
床のひび割れを直してもらっているうちに今度は壁にもひび割れが発生した。
修繕くる職人には、『これは直せないな~』と言われ、
契約会社に連絡してもなかなか修繕がすすまなかった。
施工完了から1年が経過した際に、保守期間は1年なのでこれ以上の修繕は行わないと打ち切られたので、
仕方なくAさんはそのリフォーム会社を相手に裁判をして、
不良施工の改修をすることになった。
現場調査
相談を請けて、まずは現地調査をすることにしました。
モールテックスを使用した床面やペンキ塗りの壁のひび割れの原因は下地処理が悪いことが圧倒的に多い。
もしそうなら完全に工事のミスです。
原因については正直、実際に一部解体してみないと何とも言えません。
どんな工事をしているかは施工業者しか判らないので、作られた床や壁の一部を壊して調査が必要になります。
現地で調べてみると、壁は下地の受けがないために継ぎ目に沿って、動くようになっており、床は床面を支える足の数がそもそも足りませんでした。
壁の亀裂
壁に亀裂が出てしまうのは、NGな下地例の様に下地ボードと下地ボードの間の隙間が大きい場合や、下地ボードの隙間に柱や梁を通してないために、そこが動き易い状態になっている。
そのため、ちょっとの振動でも継ぎ目に負荷がかかり、ヒビが発生する。

工事開始
今回は、すでに住まわれている場所を工事するために生活圏と工事をする場所の間に仮設の壁をつけるコトで完全分離した。工事のストレスとを少しでも軽減することに努めました。

どこからどこまでが、問題があるのか?ちゃんとした工事なのかは判らないので、リフォーム業者Bが作成した部分は綺麗に撤去を行った。躯体間の影響など確認が出来ない状態を残してしまうと、どこで不具合が発生するか判りません。

Bさんと細かい部分の確認をしながら、作業を開始しました。
ここで要望の聞き漏れや聞き間違いが発生すると、せっかく直すのに期待通りの工事にならなくなってしまうので、丁寧に要望をの聞き取り作業を行います。直すだけの工事ではなく、自分が請けた工事として、より住みやすくなり様に提案します。
Bさんは、デザイン関係の仕事をしているために、思い描く要望が明確でその要望を実現するために、気合いが入ります。お客様の要望が明確になればなるほど、技術さえあれば実現できるので、一つでも要望を実現できるようにしていきました。

リフォーム修繕について

①修繕の内容についての相談

②現地調査

③予算と要望の確認

④工事開始

⑤引き渡し
お問い合わせ
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