奥村工務店とは

小学校の時に得意科目は？と聞かれる図工と答えていて、なんでも作るものであれば集中して没頭していました。学校の授業で作られたものは、しばらく学校に飾ってくれたり、母親が大切に保管していて、良いものを作ると人が喜んでくれる。評価してくれるというのがうれしかった。（勉強で評価されなかったので・・・・）

その後も図工、技術、美術の成績だけはよく高校2年生の時に、大工になることを決意しました。

高校卒業後の進路ですぐに働き始めるつもりでいましたが、親の勧めで若いときはしっかりと学ぶべきと、鶴見の職業訓練校に進学し、建築士2級に相当する図面の書き方や、構造力学、また模型作成により空間把握などを学びました。 ただ、やはり図面や設計よりも物を作ることがしたく、理屈は学べたので実際にモノ作りが出来る現場に行きたいく、厚木の工務店に就職した。

20才で働き始めましたが、最初は壁張をひたすら行いました。訓練校で学んだおかげで建物の全体把握が出来ており、全体工程をイメージしながら自分の作業は何をするべきなのか、考えて作業を行いました。自分でいうのもなんですが、結構、呑み込みが早く多くの作業を覚えることが出来ました。ここの親方は常に住む人を見て仕事をしており、大手住宅メーカーの下請けとして入っても、常に住む人のことを考えて作業をしていました。この考え方は今も僕を支える原点です。

24才の時に、もっと世間を知りたくて当時、仲間が経営する床専門業の大工として働き始めました。大工として一通りの技術を身に着つけていたために、床仕上げの作業も評価されました。この時、大手ゼネコンの下請けとして400人とか、500人が働いている現場で働いたのですが、やはりお客様の顔が見える仕事が面白いんだなと実感した。そこで厚木の工務店の親方に相談したところ、暖簾分けのような形で働くことを提案され、25歳で独立しました。

個人事業主として10年近く経験をしてきて、多くの職人と知り合ったり、多くの現場管理を経験したことで本格的に建築業としての許可をとり仕事をしていきたいと感じた。そして今後のことを考えると個人で建築業をとるよりも、会社として取った方が先が広がるので平成27年12月15日に奥村工務店合同会社として会社化した。