省エネリフォーム

2024年3月26日2024年4月18日

省エネリフォームとは、住宅や建物のエネルギー効率を向上させるために行うリフォームのことを指しており、地球温暖化の影響などで夏の気温が上がっておりエアコンが欠かせなくなってきているのに、ガソリンなどの高騰から光熱費が値上げされているため、快適な居住環境の実現をしながらも冷暖房費の削減対策として人気が出てきております。

省エネリフォームの種類

リフォームにおける省エネ技術は、近年、素材の開発、設計手法、機器の効率改善など、多方面で大きく進化しています。これらの技術向上により、住宅のエネルギー効率は大きく改善され、より快適で持続可能な生活空間が実現しています。

主なリフォームの方法は①断熱効果を高めるもの。②エネルギー効率を高める機器の導入。③再生可能エネルギーの利用拡大と大きく分けると３つに大別されます。

断熱材の性能向上

高性能断熱材：従来のものよりも遥かに優れた断熱性を持つ新素材が開発されています。これらの材料は、薄くても高い断熱効果を発揮し、冷暖房効率を大幅に向上させます。
スマートウィンドウ：熱損失を抑えつつ、自然光の利用を最大化する高性能窓や、外気温に応じて断熱性を変化させるスマートガラスなどが開発されています。

エネルギー効率の高い機器

省エネ家電：エアコン、冷蔵庫、給湯器などの家電製品が、省エネルギー基準を大きく上回る性能で開発されています。これにより、使用エネルギーの削減が可能になります。
LED照明：従来の照明器具に比べて大幅に消費電力を削減できるLED照明が普及。寿命も長く、維持コストの削減にも貢献します。

再生可能エネルギーの利用拡大

太陽光発電システム：効率の良い太陽光パネルの開発や、屋根や壁に統合しやすいデザインの製品が増え、導入が容易になっています。
家庭用蓄電システム：太陽光発電で得た電力を効率的に貯蔵・活用するための蓄電技術が向上しています。

省エネリフォームがおすすめな理由

コロナ禍により巣ごもりでの生活が増え、特にリモートワーク、在宅ワークなど家で過ごす時間が長く、『住まい』に対する考え方が変化してきました。やはり家の中で過ごす時間が快適だと、毎日がぐっと楽しくなります。だからこそ快適に過ごす環境づくりとして省エネリフォームがおすすめです。

省エネリフォームのメリット

光熱費の削減：断熱性能を高めたり、エネルギー効率の良い設備に更新することで、冷暖房費や電気代を大幅に削減できます。月々の出費が減るため、長期的にはリフォーム費用も回収できます。
快適な室内環境：夏は涼しく、冬は暖かい、一年中快適な室内環境を実現。適切な温湿度が保たれることで、健康的な生活もサポートされます。
環境に優しい暮らし：エネルギー消費を減らすことで、CO2排出量を削減し、地球温暖化対策に貢献できます。未来のために、今できることから始めましょう。
家の価値を向上：省エネリフォームは、住宅の断熱性や耐久性を向上させるため、不動産としての価値もアップ。将来的に売却や賃貸を考えている方にも、大きなメリットとなります。

省エネリフォームのデメリット

初期投資のコスト：省エネリフォームには、断熱材の追加や高性能な窓への交換、省エネ設備の導入など、初期投資が必要になる場合があります。これらの費用は短期間で回収できるものではなく、回収には数年から十数年かかることもあります。
リフォーム工事に伴う生活への影響：断熱材を追加するための壁の解体や、窓の交換工事などは、生活空間に一時的な影響を及ぼす可能性があります。工事中は騒音やほこりが発生し、一部の部屋が使えなくなることも考えられます。
建物の構造やデザインへの制約：特に古い家や独特の建築様式を持つ住宅では、最新の省エネ技術を導入することが難しい場合があります。また、外観や内装のデザインを大きく変更する必要が生じることもあり、これがデメリットと感じられる場合もあります。